漫画のある毎日

何日かに一度漫画のレビューをしていくブログです

アクタージュってどんな漫画?

今回もいつも通り漫画の紹介やっていこうと思います。紹介する漫画は一度最新刊を紹介している漫画である『アクタージュ』です。

 

そして恒例の1巻の表紙を見て行きましょう、

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この漫画の絵の特徴はそれぞれのキャラクターの表情(特に目!)がとても丁寧に描かれているところにあると思います。

そこら辺についても後で触れて行きたいと思います。

 

これは私の個人的な好みなのであまり気にしている方はいないかもしれませんが、この漫画のカバー下に毎巻ちょっとした小ネタが込められていますのでそこも注目ポイントです!!!

 

 

アクタージュとは

2018年から週刊少年ジャンプで連載されている役者をテーマにした作品で前身は「阿佐ヶ谷芸術高校映像科へようこそ」という作品です。(週刊少年ジャンプ2017年9号掲載)

前身の漫画も本作も共に原作はマツキタツヤ先生 作画は宇佐崎しろ先生が担当されています。現在は9巻まで発売されています。

ちなみに、マツキ先生は元々映画業界の方なのでリアルな役者模様について描かれているのもこの漫画の特徴です。

 

この漫画の1ページ目に役者を作者がどう捉えているかが書いてありますが、実は私はこの文に惹かれて買ってしまいました。 ぜひ読んで欲しいので載せときます。

 

 カットがかかるまでの 幕が降りるまでの

   そのわずかな時間だけ 他人の人生を生きる

  時に国境も時代も世界すらも超えた別人を体験する

   そういう常軌を逸した喜びに魅せられた人間を 

        役者という     

 

アクタージュ 1巻 (原作:マツキタツヤ 作画:宇佐崎しろ)より引用

 

魅せる側の役者を魅せられた人間と表現するのはとても面白く素敵だと思いました。

 

漫画本編以外では、主人公の女優である夜凪景を実在の女優として扱い企業とのタイアップやイベント実施を目指す「『夜凪景』女優化プロジェクト」なんかも行われています。

その一環なのかは分かりませんが、劇中で主人公が所属する芸能事務所『スタジオ大黒天』のサイトなんかも存在しています。漫画の進み具合に合わせてサイトも更新されているのでとても面白いのでぜひ。下のリンクからサイトに飛べます!

www.shonenjump.com

アクタージュのあらすじ

公式紹介文はこんな感じになっています。

大手芸能事務所スターズが主催する俳優オーディション。未来のスターを目指す3万人の応募者の中に、異彩を放つ少女が1人──天才女優と鬼才監督の出会いから始まる、1本の映画を巡るアクターストーリー、開幕!!

 

『アクタージュ act-age』|集英社『週刊少年ジャンプ』公式サイトより引用

 

書いてあるとおり、物語は主人公である夜凪景が映画のオーディションで監督の黒山墨字に目をつけられるところから始まります。 

この時点では夜凪のたちがは有名な女優などではなくごく普通の高校生です。

ですが彼女の演技の才能、とりわけメソッド演技という技法においては審査員にそれを極めていると言われるレベルの物でした。

 

ここで登場メソッド演技について少し説明を入れておきます。

メソッド演技法(メソッドえんぎほう)とは、コンスタンチン・スタニスラフスキーの影響を受けたリー・ストラスバーグアメリカの演劇陣によって、1940年代にニューヨークの演劇で確立・体系化された演技法・演劇理論である。役柄の内面に注目し、感情を追体験することなどによって、より自然でリアリステックな演技・表現を行うことに特徴がある。

 

メソッド演技法 - Wikipediaより引用

 

 感情を追体験するというのは、分かりやすくいうと悲しい演技をするときに実際に悲しい体験について思い出すといったような形のものです。本当の感情なので演技がとてもリアルで生々しいものになるというメリットがありますが

 

実はこの技法は批判されることの方が多いのではないかと思います。

感情を追体験することは役作りをする上で役者への負担が当然とても大きなものになります。負担があまりにも大きすぎた結果役者の人生にまで影響を及ぼしてしまうこともあるそうです。

有名な話だと、アメリカのバットマンシリーズの中の一作ダークナイトでジョーカーを演じていた ヒース・レジャー は役作りのために健康を維持することができず、結果として映画が公開される前になくなっています。

このように役を作るための感情に押しつぶされるかもしれない技法なのです。

 

そんな技法を独学で極めていた夜凪の過去に何があったのかこの技法だけで夜凪は潰れてしまわないのか、こんな感じで今でもたくさんの気になる所がありますのでそこら辺にも注目して読んでもらいたいです。

 

少しあらすじの方に話を戻しますと、黒山監督に目をつけられそのまま事務所『スタジオ大黒天』に所属することになったわけです。そしてここから事務所を通した本気の女優業が始まっていくわけです。

1巻では黒山流の女優育成のシーンや大手プロダクションのスターズで天使と呼ばれる「百城千世子との出会いなどが描かれており、その全てが夜凪を成長させ2巻のメインとなる映画撮影に続いていくわけです。

 

そして彼女と様々な人の出会いが自身を女優としても人としても成長させていく、そんな物語です。

 

三人ほど重要な人物が出てきたのでそこだけおさらいしてあらすじを終わりましょう。

本作の主人公である女優 夜凪 景

夜凪の才能に惹かれた監督 黒山 墨字

スターズの天使 百城 千世子

この三人さえ覚えればもう大丈夫!

 

この漫画最大の魅力である夜凪の可愛さにあなたもやられますよ!

 

アクタージュのパラメータ

わかりやすく数値化するとこうなります。

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圧倒的な夜凪の魅力が伝わりましたか?(笑)

 

アクタージュはこんな人に読んでもらいたい

  1. 演技が好き
  2. 劇や映画を見るのが好き
  3. 丁寧な表情の描写が見たい
  4. 学園要素もあります

こんな感じですね、1〜2は言わずもがなこれがメインなので好きな方はぜひ!!!

3は表紙を見たらわかると思いますがこの漫画は表情がとても丁寧に描かれています。演技において重要な音がない分表情に多くが詰まっているため自ずと丁寧になるのだと思います。

4は女優とはいえど学生であるので、そんな要素もあるよ〜程度です。

このブログの読者に少し前までの浜辺美波さんのようなテレビ映画に引っ張りだこの売れっ子学生役者の方がいたら共感できるシーンが多いかもしれません(笑)

 

まとめ

今回もとても長い紹介になってしまいましたがどうでしたでしょうか?

できる限り魅力が伝わるよう努力したのですが、変な所があれば教えてくださいお願いします。 

ではこんな感じで終わろうと思います。

 

次回はなんかまた漫画の紹介をしようとは思っていますがなんの漫画に関してやっていくかは決まってないです。決まり次第Twitterで報告しようと思うので、下のリンクからフォローお願いします!

 

 

今回紹介したアクタージュの1巻 全巻セットはこちら↓↓↓

 

 

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